本日の日経オンラインに,「線維筋痛症、一般医の25%が病名知らぬ」というタイトルの記事が掲載されていました。
藤田保健衛生大の松本美富士医師が4月26日,横浜で開催中の第51回日本リウマチ学会総会・学術集会の一般口演で報告した内容をまとめたもので,松本医師の報告によれば,線維筋痛症の患者が受診する可能性がある10種類の標榜科のプライマリケア医約3000人を対象とした調査において,疾患概念まで認知していると答えた医師は全体の32.2%,病名は知っていると答えたのは38.4%で,28.4%は病名すら知らないという結果であったということです。
この記事は私にとってはなかなかタイムリーなものでした。
実はちょうど今,線維筋痛症が疑われる患者さんを外来で診ているのです。
ちなみに私は,松本医師の調査における多数派――「線維筋痛症の病名は知っている(が,詳細な診断基準や治療法までは習熟していない)」クチでした。
そこで泥縄的にこの病気の勉強をしていたところだったので,ノートをとる代わりにこのブログに線維筋痛症の疾患概念や治療法をまとめていきたいと思います。
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